2016年02月14日

獅子について

演目紹介の最後は「獅子」について。

第23回黒川・蝋燭能の告知ポスター等に使われている写真が「獅子」の一場面からです。


「獅子」のあらすじ

都に住居する僧(ワキ)が丹後国の九世戸の文殊菩薩に参詣に行き、釣をしている老人(前シテ)に出会う。僧は周辺の案内をしてもらい御堂に着くと、文殊菩薩が獅子に乗っていない。不思議に思って、理由を尋ねたところ「優填王が獅子を放してしまい、文殊菩薩が大変怒っているので優填王が探しに出ているところである」と語り、しばらく待つように言って消え失せる。
<中入>
優填王(後ツレ)は国中を探しても見当たらないので、獅子(後シテ、後ツレ)は天竺に居ると思って行ってみると、牡丹、梅檀や沢山の花の中で戯れて遊んでいたのを発見し引き連れて文殊に帰って行く。

「第23回黒川・蝋燭能 パンフレット」より



見所は獅子舞。
お見逃しのないように。


この「獅子」という演目は中央五流では現行上演されていない「廃絶曲」と言われる類のものです。
黒川能にはこの他にも「河水」「鈴鹿山」「鐘巻」「範頼」…etc.といった廃絶曲があります。


黒川地区には4月初頭になると姿を現す獅子がおりまして…。
この獅子、凶暴ですのでお気を付け下さい。
( ̄ー ̄)ニヤリ




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「黒川・蠟燭能実行委員会」

黒川能の里・王祇会館
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投稿者:広報部Y  


Posted by 蝋燭能実行委員会 at 11:30Comments(0)黒川蝋燭能